いきいきとした療養環境を目指して
筑波大学附属病院では、筑波大学芸術系の教職員や学生と協力しながら、アート、デザインによる療養環境改善の取り組みを2002年から行っています。
12階建てのけやき棟をメインに、芸術の教職員や学生による洋画、書、写真、映像、立体作品など幅広い分野の作品を展示。定期的に展示替えを行うことで、療養環境に変化を生み出しています。作者のコメントも添え、病院で過ごす人に適した展示を目指しています。
左:海邊可奈子「ふくらみ展」(2021年) / 右:洋画専攻学生による風景画実習展(2012年~)
「つくばの森」をテーマにした小児総合医療センターや来院する人を迎える庭、患者図書室などの空間をデザイン。こうした空間改善をはじめ、健康や予防医療に関するツールの開発、マスコットキャラクターのデザイン等も行っています。
左:小児総合医療センターのサイン計画「つくばの森」(2012年~)/
右:リハビリテーション部と芸術系・村上史明研究室によるボードゲームの開発(2019年)
入院病棟や外来で、さまざまな参加型のアート活動を行っています。創作を中心としたワークショップのほか、学生やアーティストが院内で滞在制作を行い、病室に作品を届けるプロジェクトなども展開してきました。
左:学生チーム・アスパラガスによるワークショップ(2005年~)/
右:アーティスト・小中大地による「小児病棟ゴブリンワークショップ」(2014年~)
アスパラガスは、筑波大学附属病院内の空間プロデュースやワークショップなどに取り組む、学生によるプロジェクトチームです。筑波大学芸術系が開設する授業「adp(アート・デザインプロデュース)」の一環として、2005年に発足しました。「病院の空気をおいしく」をモットーに活動しています。
病院利用者の方、職員、学生が交流できるプラットフォームを目指して発行中!
▶ アスパラガス通信
これまでの活動は、NPO法人チア・アートの下記ウェブサイトをご覧ください。
筑波大学附属病院での取り組み(NPO法人チア・アート)
▼2023年度
▼2022年度
アート・デザイン活動の院内広報誌を発行中!
主催:筑波大学 病院のアートを育てる会議
協力:NPO法人チア・アート