患者さん専用回線
029-853-7668(※本院は全科予約制です)

精神神経科

診療案内

診療科の特徴

 精神医学の発展および茨城県の地域精神医療に貢献することを最大の使命とし、県内唯一の有床総合病院精神科として幅広い精神疾患を対象に様々な先進的医療に取り組んでいます。基幹型認知症疾患医療センターを担い、県内12の地域型認知症疾患医療センターと連携し、県内の認知症医療・ケアを統括しています。筑波大学附属病院内の連携も重視し、産科および救急科と定期的にカンファレンスを開催するほか、精神科リエゾンチームを設け、院内の精神科的課題に対応しています。さらに、筑波大学災害・地域精神医学講座と連携し、災害派遣精神医療チーム(DPAT)等の災害精神支援活動および救命救急センターに搬送された自殺未遂者の自殺企図の再発防止のための継続支援を行っています。筑波大学内では、保健管理センターにおいて大学生のメンタルヘルス支援および研究を行っています。学生および研修医に対して精神医学に関する質の高い教育を行い、患者さんを一人の人間として総合的に理解し、治療に当たることができる人材を育成しています。認知症症例検討会、Tsukuba Academy of Psychiatry、いばらき周産期メンタルヘルス研究会、ロールシャッハテストクルズスなどの医療者の研鑽の場を豊富に提供しています。



対象疾患

 統合失調症、うつ病、双極性障害、認知症、器質性精神障害、摂食障害、適応障害、不安障害、強迫性障害、解離性障害、身体症状症、睡眠障害、発達障害、児童・思春期の精神障害、災害等によるPTSD等



先進医療等への取り組み

■もの忘れ外来

適応症:軽度認知障害、認知症(若年性を含む)、神経変性疾患など
内容:認知症の早期診断・鑑別診断、治療、ケア、行動・心理症状への対応等を行っています。診断は、詳細な認知機能検査、画像検査(MRI、SPECT等)、脳波検査等により、正確を期しています。治療は、従来の抗認知症薬のほか、抗アミロイドβ抗体薬等の新規治療薬を用いた治療も行っています。また、65歳未満で発症する若年性認知症には、診断、治療、ケア等において65歳以降に発症する老年期の認知症とは異なった特徴があるため、診断後の様々な支援を行っています。


■周産期メンタルヘルス外来

適応症:うつ状態などを含む妊娠中および産後の精神的不調
内容:産科・婦人科と緊密に連携し、妊娠中から心のケアを行っています。これまでに心の病気を患っていた方が妊娠した場合、または妊娠してから心のバランスを崩してしまった場合、いずれにおいても当科で診察し、よい出産を迎えることができるようにサポートします。産後の精神的ケアも行っています。


■摂食障害専門外来

適応症:神経性無食欲症、過食症など
内容:近年の摂食障害の重症化および低年齢化に対応するため、2017年 7 月より専門外来を開設し、専門的治療を行っています。丁寧な問診とともに、心理検査、画像検査、疾患教育、ご家族へのアドバイスなどを行います。重症例は、必要に応じて速やかに入院治療につなげています。

■精神科デイケア

1.認知力アップデイケア
対象:軽度認知障害
内容:運動、音楽、芸術活動、脳トレーニングなどを組み合わせた専門的プログラムによる認知症への進展予防
2.リワーク・プレリワーク・デイケア
対象:精神的不調により休職あるいは退職し、復職や再就職を目指す方など
内容:集団精神療法、集団認知行動療法、心理教育、感覚運動プログラム、マインドフルネス、農業、社会技能訓練など


精神科多職種連携治療・ケアを担う人材養成プログラム
(Psychiatric Staff Education Program for Transdisciplinary Approach: PsySEPTA)

対象:精神科多職種連携チームに関与するメディカルスタッフ(医師、歯科医師、看護師、保健師、薬剤師、栄養士、心理職、理学療法士、作業療法士、精神科ソーシャルワーカー、介護支援専門員、介護福祉士等)
内容:文科省・課題解決型高度医療人材養成プログラムの一環。精神科リエゾン、リハビリテーション、コミュニティケアなどの多様な状況で多職種協働に対応できるメディカルスタッフの育成を目的とし、eラーニングと実習を用いた先進的教育プログラムを行っています。

診療曜日

9:00-12:00 13:00-17:00
新井 哲明、松﨑 朝樹
新井 哲明、松﨑 朝樹
袖山 紀子、兒玉 貴久子
摂食障害
新井 哲明、袖山 紀子
根本 清貴、田村 昌士
渡部 衣美、関根 彩
根本 清貴、田村 昌士
関根 彩
白鳥 裕貴、翠川 晴彦
白鳥 裕貴、翠川 晴彦
太田 深秀、根本 清貴
髙橋 卓巳
太田 深秀、根本 清貴

外来担当予定表

※休診:(休)、午前のみ診察:(前)、午後のみ診察:(後)、Dr.指定患者のみ診察:(指)、初診のみ診察:(初)

診察室 7日(月) 8日(火) 9日(水) 10日(木) 11日(金)
A300 新井 哲明(初)
松崎 朝樹
新井 哲明(後)
袖山 紀子
摂食障害(再診/兒玉) (前)
根本 清貴
田村 昌士
渡部 衣美
関根 彩
白鳥 裕貴
翠川 晴彦
根本 清貴
太田 深秀
髙橋 卓巳(前)
診察室 14日(月) 15日(火) 16日(水) 17日(木) 18日(金)
A300 スポーツの日 新井 哲明(後)
袖山 紀子
摂食障害(再診/兒玉) (前)
根本 清貴
田村 昌士
渡部 衣美
関根 彩
白鳥 裕貴
翠川 晴彦
根本 清貴
太田 深秀(休)
髙橋 卓巳(前)
診察室 21日(月) 22日(火) 23日(水) 24日(木) 25日(金)
A300 新井 哲明(初)
松崎 朝樹
新井 哲明(後)
袖山 紀子
摂食障害(再診/兒玉) (前)
根本 清貴
田村 昌士
渡部 衣美
関根 彩
白鳥 裕貴
翠川 晴彦(休)
根本 清貴
太田 深秀
髙橋 卓巳(前)
診察室 28日(月) 29日(火) 30日(水) 31日(木)  
A300 新井 哲明(初)
松崎 朝樹
新井 哲明(後)
袖山 紀子
摂食障害(再診/兒玉) (前)
根本 清貴
田村 昌士
渡部 衣美
関根 彩
白鳥 裕貴
翠川 晴彦
 
 


 


スタッフ

肩書き氏名専門分野専門医
教授新井 哲明

臨床精神医学、老年精神医学、神経病理学

日本精神神経学会専門医 / 精神保健指定医 / 日本老年精神医学会専門医 / 日本認知症学会専門医

教授太刀川 弘和

臨床精神医学、統合失調症、うつ病、青年期精神障害

日本精神神経学会専門医 / 精神保健指定医

教授太田 深秀

臨床精神医学

精神保健指定医

准教授根本 清貴

臨床精神医学、統合失調症、うつ病、脳神経画像

日本精神神経学会専門医 / 精神保健指定医 / 日本認知症学会専門医 / 日本老年精神医学会専門医

准教授高橋 晶

臨床精神医学、老年精神医学、災害精神医学、コンサルテーション・リエゾン精神医学、産業精神医学、東洋医学

日本精神神経学会専門医 / 精神保健指定医 / 日本老年精神医学会専門医 / 日本認知症学会専門医 / 一般病院連携精神医学専門医 / 日本東洋医学会漢方専門医 / 心身医学会専門医(内科)/ 日本内科学会認定内科医 / 日本医師会認定産業医

診療講師松﨑 朝樹

臨床精神医学、気分障害

日本精神神経学会専門医 / 精神保健指定医

講師白鳥 裕貴

臨床精神医学、統合失調症、うつ病

日本精神神経学会専門医 / 精神保健指定医

講師田村 昌士

臨床精神医学、老年精神医学、脳神経画像

日本精神神経学会専門医 / 精神保健指定医、老年精神医学会専門医

助教袖山 紀子

臨床精神医学、総合失調症、うつ病

日本精神神経学会専門医 / 精神保健指定医

病院講師翠川 晴彦

臨床精神医学、統合失調症、気分障害

日本精神神経学会専門医 / 精神保健指定医

病院助教髙橋 卓巳

臨床精神医学、リエゾン精神医学

日本精神神経学会専門医 / 精神保健指定医 / 一般病院連携精神医学専門医

病院助教渡部 衣美

臨床精神医学、周産期メンタルヘルス、 精神科多職種連携学

日本精神神経学会専門医 / 精神保健指定医

病院助教関根 彩

臨床精神医学、老年精神医学

日本精神神経学会専門医 / 精神保健指定医

登録医小林 純

臨床精神医学、児童思春期精神医学

日本精神神経学会専門医 / 精神保健指定医

登録医兒玉 貴久子

臨床精神医学、摂食障害

日本精神神経学会専門医 / 精神保健指定医

学会理事
新井 哲明(日本認知症学会、日本神経病理学会、日本老年精神医学会、日本神経精神医学会、東京精神医学会)
学会理事
太刀川 弘和(日本自殺予防学会、日本精神科診断学会、日本うつ病学会)
学会理事
高橋 晶(日本トラウマティックストレス学会)
学会評議員
根本 清貴(日本メンタルヘルス学会、日本認知症学会、日本老年精神医学会)
学会評議員
高橋 晶(日本老年精神医学会、日本総合病院精神医学会)
学会代議員
新井 哲明(日本精神神経学会)
学会代議員
高橋 晶(日本精神科救急学会)

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